ユーリ!!! on ice をみて【第3話】

 

本当に自己満で書きなぐっている…。でも劇場版も待ってればいつか見れるし、そのときのためにどうしても整理しておきたいという気持ち。。。あと、人が書くユーリ on iceの感想ブログが凄く好きなので、わたしも、という塩梅。

 

第3話

温泉 on iceでユーリが勝ったらヴィクトルはロシアに帰ってコーチになるって言ってるけど、ヴィクトルは万が一帰ってもユーリのコーチになる気はさらさらないんじゃないの?と思う。キミなら勝てるでしょと勇利の力に賭けてるのかも。結局ヴィクトルの予想を超えて勇利は勝ってくるから、ヴィクトルはさらに勇利の力に惹かれるんだろうなあ。

 

ユーリが優子に悪態をつくのとか、ユーリがあからさまに女嫌いなのが好き。好きっていったらちょっと語弊あるけど、この作品は全然女性という性がいやに持ち上げられなくて、ほんと見ていて見やすい。全部のアニメがこうだったら気持ちよくみられるけど、そうもいかないんですよね。。

 

「勇利に自信を持たせるのが俺の仕事だよ」

「世界中の皆は勇利の本当のerosを知らないんだ それは勇利だって気が付いていない魅力かもしれない それを早く教えてくれないか?」

ってヴィクトルが言うけど、バンケットで魅せた魅力のことだよね。。勇利だって気が付いていないってことは酔った状態の勇利と素面の勇利が見違える程に違うって認識してるから言っているわけで。あれを引き出すのが俺の仕事だよ、という。勇利に自信を持たせたらきっと羽を生やしたように伸びていく、ってことに確信があるんだろうなー。

 

「だめだ、それじゃヴィクトルを超えられない」っていう勇利。

初めて声に出してヴィクトルを超えるっていう話をしたなー。でも西郡に「マジで思ってんの?」って遮られる。うーん。。。。。誰か、勇利の近くにお前ならできるよと声をかけて信じてくれる人がいたらな。今までいなかったのかな。何度見てもこの西郡の発言はむ、としてしまう。世界に挑戦している人に対してモチベーションを下げるような酷い物言いだなーと思っちゃう。構成上必要なんだけど…。

勇利はヴィクトルと同じ氷上で戦って、ヴィクトルを超えたいんだなあ。心ではずっと願ってるけど、それを実現できる自分を信じられない。

(… ヴィクトルが信じてくれたから勇利は最終的にヴィクトル不在のGPFで上までいけたけど、じゃあこの先ヴィクトルを超える自分は誰が信じてくれるんだろう?…ヴィクトルを超える勇利をヴィクトルが信じるなんて矛盾している、気がする)

 

にっこにこのヴィクトルが「ま、寺かな♪」って言ってゴーンと寺での座禅風景に切り替わるの、面白すぎる。ユーリは真面目すぎるくらい実直に真面目で面白い。負けず嫌いすぎる。どうやって寺まで行ったのよ。てか座禅できる寺をよくヴィクトル知ってるよな…!?

 

 

ユーリと勇利がものすごい自然に温泉に入ってるからウケる。前回ユーリ「人と一緒に風呂なんて入れるか!」って言いきってたのにね。とっつき悪いだけで柔軟性のある子なんだなあと思う。

 

勇利、あんなに運動してもやしとブロッコリーじゃ頭ぼーっとしない!?など思う。

エロス=カツ丼よくわかんないけどイメージのとっかかりで持ってくるのはええのかも。ちゃんとヴィクトルがバカにしないで指導でもカツ丼のように!ってのってくれるのが良いなあ、と思う。選手の発想やイメージをバカにしないコーチ、良いよなあ。コーチ性っていうかヴィクトルの出来た人間性によるものだと思うけど。

 

ユーリが「うーん、寺かな」「ダメならちゃんと言ってくれ!?」って的確なダメ出しを求めてるのはまた実直に真面目で笑っちゃうし、寺に入れておくヴィクトルも笑える。確かに貪欲で負けず嫌いな人程無心を得るのは難しい。

 

あと二人が並んで腹筋している風景がとても好きです。。。こういうところも作画とても綺麗だよね…。体力的な話だと思うけどちょっと勇利の方が速くて、それに追いつこうとするユーリが噛みつくように勢いあって良い。

代わる代わる場面によって練習着が変わるのもいい。勇利はほとんどmizunoだし、青系の服だ。青が好きなのかなー。と思ったら黒い半袖を着ているときもあってまじまじとみちゃう。全部いいーー!細くなって練習で鍛え上げられて行ってスタイルが場面を追うごとに見違えていく…。

 

「ま、滝かな♪」

 

「なんだ?急にそんな無防備な顔…」で勇利は何を思ったのかなあ。ユーリの別の顔をみて二人の距離感が近づいたって感じかな。あとユーリも一緒に過ごす時間が長くなるにつれ心を許し始めている描写なんだろうな。

学生だったら泊まり込みの合宿やってるみたいな感じだしな。

 

「ヴィクトルは?」
長浜ラーメン食べに行ったらしいよ」
「なに!?こっちも行くぞ!」
「えぇ…」で二人でラーメン行ってるのがかわいい。場面変わってもヴィクトルのラーメン屋には二人いないし。ラーメン行ったの?あっそ、で終わらないのがユーリだな、と思う。勇利とヴィクトルと全然違って他人や他人との関わりに対してものすごく興味関心を持つタイプの人だなーと思う。同じラーメンを食べたいとかヴィクトルだけずるいから俺も勇利と食いに行きたいとか、そういう寂しがりやの側面からくる言葉なのかなー。家族のこともあるし自分以外の人間との関わりにどこか焦がれてる部分があるのかなと思う。の割りに人当たり悪すぎて大変そうだ。

そういう意味だと他人に興味ないヴィクトルと勇利はユーリとちょうどバランス取れてていいのかも。

 

ユーリと勇利がラーメン行った次の日の朝に、勇利の呼び方が「カツ丼!」に変わってる?

ユーリにとってのカツ丼って商店街のトラトレーナーとおんなじくらい目を輝かせて感動した素敵なものだと思っていて、その愛称をつけるって相当可愛らしいことするな、いじらしいわ…と思う。ロシア帰ってもみんなに話しちゃうようなおいしくて感動したものの名前を勇利の愛称にするって彼なりに結構距離を詰めてみたというか、慕ってみた結果だよなあと思う。二人で長浜ラーメン行って何話したんだろ。たぶん大したこと話してないんだと思うけど。

勇利もその距離感を認識してかどうかはわからないけど4回転サルコウ教えてって頼んでるし。物言い悪いだけで良い子だってのは勇利も気づいていて頼んでるんだろうな、と思う。

ヴィクトルがくるなり「振りの確認しーよお」って二人とも離れていくのが面白い。ユーリが恥ずかしくてとっさに逃げるのはわかるけど勇利もなんだ。教えてもらってるの姿を仲良いと茶化されるのが嫌だったんじゃろうな。

あとヴィクトル髪ぼっさぼさやで…

 

スケートの世界だと年齢や体格差があまり戦績に影響しないと思っていて、となると上下関係ってどんな感じなんだろ、って思う。ユーリと勇利は8個離れてるけど今のレベルは近いとこにいて、彼らもだけど皆どういう感覚で年齢差ある選手に接するんだろ。わからん。

 

ヴィクトルの世界ジュニアの時のユニフォームを勇利がばっちり着れるなんて、勇利細くね…?と思ったけど、そう、疑うことなく勇利細いんだった。絞り切っててめちゃくちゃ細い。凄い。

勇利は冒頭話からギャップの幅が広すぎて何度も頭を打ち付けられたような衝撃に出くわす…。そういう衝撃はこの後も本当にたくさん出てくるけど、あのまんまる勇利から温泉 on ice当日のほっそりしたスタイルにカチッとしたユニフォーム、前髪まできちっと上げてセットしてて、んなギャップの幅広さあるか!と思う。氷上の勇利は全然違う…。

 

 

温泉 on iceの控室でユーリはでかいヘッドフォンしてるのにメチャメチャ勇利のことが気になっててウケる。一方の勇利は無心で集中してる。それを見つめて何か考えてるヴィクトルが謎。謎っていうか、この頃からユーリが勇利のことを異常に敵対視しているのにヴィクトルは気づいてたって感じかな。

 

優子さんがユーリを迎えに来て鼻血出してる(オーバーリアクション)のに勇利は一切触れないし無心でアップ続けてるからほんとに勇利はヴィクトルが来てからヴィクトルだけで例え優子さんでも興味なくなるんだなあと。昨日までの練習も西郡が勇利についてたしね。(偏見もいいとこだけど)温厚で気弱そうな見かけに対して薄情で淡泊な勇利が人間らしくて好きだ。

 

温泉 on iceからガチの実況がついてて感動したっけ…。こういう徹底するところも凄いなと思った。拍手や歓声、ブレードが氷上を着る音といい本物の生身の人間のスケーティングを見ているみたいな気分になる。

 

 

ユーリが負けたのはアガペーのイメージをつけるところまでは至ったけどそれを演技に落とし込むまでができなかった、って言及されてたのを見た。

確かにその点で言うとイメージや発想、表現力は勇利の方が長けてるから勝ったんだな…。

 

勇利の演技直前、視界がぼやける中ヴィクトルに話しかけられて女性みたいに口を押える勇利。これも各所で言及されてたけど演技直前でもう演技に半分入っていて、反応も女性らしくなってるんだよね。この後あの勇利が自分からヴィクトルに抱き着くとは思わなかったし。憑依型の勇利すげえな…と思う。

でもヴィクトルはそんな勇利の実力に疑い半分で、「もちろんさ」の表情が冷たい。そんなヴィクトルの反応を裏切る演技をするんだよね…。

 

ミナコ先生の回想の中で昨晩の勇利は「色男を誘惑する町一番の美女、こっちの方が僕の中で凄く似ている感情なんだ」って言う。色男をヴィクトルに置き換えた時の感情が近い、折角勇利のもとに来てくれたヴィクトルを失いたくない気持ちと似てるってことだよね。演技直前のヴィクトルに対する「僕だけを見ててください」もああ、そうかってうなづける。

容姿だけ見てたらそんなの思いつかないけど、似ている感情を探して演技するってすげーな、と思う。そういうことができる勇利がヴィクトルにとってやはり驚きを与えて惹かれる存在だったんだろうな。

 

ユーリは帰るとき「(結果を)聞かなくたってわかるだろ、あんな…」と勇利の演技を見ているヴィクトルの表情を回想するけど、この後には何が続くんだろ。

自分の時のヴィクトルの表情は見れないだろうから比較しようないのに、何を感じたんだろうと…

回想のヴィクトルは暗がりだけど惚れ惚れするように見つめてるみたいに見える。回想から戻ったユーリの表情も悔しいというか、手に負えないというか、俺じゃどうにもならない、みたいな諦めさえ感じる。あの表情を見て勇利が勝った、俺が負けた、とかそういう話じゃなくもっとシンプルにヴィクトルは取り戻せないって悟ったんだろうな、と思う。

もしかしてユーリが大っぴらに悔しがらないのは技術で勝った負けたの部分よりヴィクトルが勇利に魅入られていてもう取り戻せないと悟ったから諦めて帰っていく感じなのかな。俺が勝ったとして、ヴィクトルから勇利を奪ってロシアに帰ってもあんなヴィクトルじゃ何のメリットもねえな、とか思ったのかな。だから(一度コーチはヴィクトルと望んだけど)俺はヤコフの元で続ける、とそのあと続けたのかもしれない。

ユーリはやけに人の感情に敏感で物分かりがよくて時につらそうだ。でもこの温泉 on iceがあってより一層ユーリの闘争心は火がついてスケートに磨きがかかっていくんだよね。あとこれ以降のユーリのヴィクトルに対する嫌悪感は加速していく感じがある。

 

 

表彰式でヴィクトルに手を添えられて声のトーンさえ落ち着きはきはきと喋る勇利がかわいい。ヴィクトルがいれば勇利はこんなに堂々と変わる、ってのをわかりやすく示唆してるなと思う。

 

 

何度見てもEDの二人で真夏の太陽の下シャワー浴び合ってるイラスト、めちゃくちゃいいなって思う…。ものすごい仲いいし凄い楽しそう。